計画を立てることについて

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生徒から「この一年の勉強計画を立てたいのですが、何か注意事項はありますか?」と相談されることがあります。このようなとき、私がよくアドバイスするのは次の2点です。

  • 目的・目標を明確にしておくこと
  • 計画を常に見直して修正すること

■目的・目標を明確にしておくこと
例えば「英単語を6月末までに1000語覚える」などといった具体的な日時・数値に落とし込むことが肝要です。数値まで落としこめていない目標は、行動に結びつかないことが多いからです。数値を立てると、頭が「どうやればこの目標を達成できるだろうか?」というように具体的な手段を考えるようになります。計画を立てることに満足して実行が伴わないことが多い人は注意してください。

■計画を常に見直して修正すること
計画は達成するためにあります。しかし、計画をたてた時点では正しいと思ったことも時間がたってくると色々と気になる点が出てくることと思います。そういうときには修正を加えてあげましょう。

ただし、ここで注意しなければいけないのは、「原則として一から書き直さない。あくまで軌道修正をする」ということです。いつも計画ばかりをたてている生徒を想像してもらえば分かると思いますが、残念ながらそのような生徒はあまり成績が伸びません。

一から修正するのではなく、「時間がたってきて気になってきた点」を分析して、うまくそれをクリアできるように軌道修正しましょう。毎回、一から計画を立てるということは、昔、一生懸命考えて計画を立てた自分を切り捨てるような行為です。知らず知らずのうちに、自信をみずから崩してしまうような行為ですので、意識してそのような事態にならないように気をつけましょう。

2008.03.13公開


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